ABOUT

ご存じでしょうか。 日本は森林の面積が約7割を占めています。 先進国で世界第2位の森林大国なのです。 私は会社員時代を経験し、 今木工家として そして奈良の木を活かした 暮らしに寄り添うアイテムを製造し その木の良さを発信ています。 私たち木を扱う職人とその技術は 材料があって初めて繋がります。 一般の方も木に触れる事は 沢山あるのではないでしょうか。 日本の森には豊富な資源はありますが 命を懸けて伐りだし、 数人がかりで山から運び出しても 木材の価格とのバランスは全く取れていません。 木を扱う物が動かないと 当然現場にも還元されないことです。 人の手が加わるとどうしても高価になります。 ただ、適切な価格で発信することで 森の現場にもいきわたる様に。 丁寧に作って 手に取っていただける人を繋げたい。 残念ながら一人の小さな力で 日本の市場を動かすような そんな大きな事は出来ません。 でも“可愛いな” “欲しいな” そんな気持ちが積み重なって 奈良の木を使ってみようかな 木を伐る作業ってどんな事するんだろう。 そんな思いが増えてきたら いつか森に循環し還元できる 繋がると信じて今も活動を続けています。 奈良の木は室町時代から 伐っては植え育てる。 三代向こうの人のために。 その思いを今も受け継いでいます。 手を加え育てられた木々の木目の美しさ、 香りの心地良さなど、 日本を代表する木が奈良から出ています。 手を加える間伐材でさえも活用しています。 人の暮らしは全て繋がっていて、 何が欠けても連鎖が止まります。 ものづくりの背景を発信し、 奈良の木を使った 暮らしに寄り添う作品を制作することを通して、 森と人をつなぎたい 先ずは身近な地元の奈良にある 壮大な歴史ある森に 少しでも還元できるように。 当工房のメイン商材は 秋田の伝統工芸士に師事し 曲げの技術を習得した曲げわっぱです。 吉野の山から材を仕入れる関係や つくる工程で生まれる端材から生まれた 森の気配を感じられる商品も 是非ご覧いただけたら嬉しいです。 お客さまが手に取ってくださることで ブラッシュアップする機会も出てくると思います。 これで終わらせるのではなく、 伝達していけるものと背景を 作品に思いをのせて作り続けていきます。 上昇気流で山を舞う トンビのように 人の想いと共に成長する工房であるように。 どうぞよろしくお願いいたします。 奈良の木アンバサダー TONBIYAWORKS